まるで聖書のよう
中村天風氏の本を読んだことがあって、感銘を受けた方なら是非持っておきたい一冊です。これほどまでに人間の心を揺さぶる哲学書、自己啓発書というのはなかなか無いでしょう。私にとって、本書は人生のバイブルになりそうです。装丁もいいですね(^ー^)
個人的にはタイトルどおり「一日一話」読んでいくというやり方よりも、適当にパッと開いたページを読んでみてそこに心に染み入る言葉があったらそれを何度も何度も繰り返し読んで自分のものにする、という読み方が良いのではと思います。
僕は気に入った言葉のページに折り目をつけていますがもう本が折り目だらけです(笑)
中村天風氏のことをまったく知らない方でもきっと感銘を受けると思いますが、「一日一話」という本書の性質上、いわゆる「天風哲学」について体系的な書き方をしていませんので、まずは「君に成功を贈る」「運命を拓く」などの天風氏の著書を読んでみて、それから本書を読み返すとより人生の指針となってくれるのでは、と思います。オススメです。
文体は平易だが実践は難しく、読み方も難しい
繰り返し表現を変えながら、中村天風が366話の中で言っていることは、
非常に簡単なことで、きっと誰でも理解できることでしょう。日々実践
すれば、幸福の中で生活を営むことができるのでしょうが、これを生活の
中で根気よくやりつづけることの難しさを、編者達は知っているからこそ、
このような一日一話という形でまとめられたのでしょう。
文脈や会話の中で述べられたことを1話を200字程度にまとめてしまって
いるので、確かに一見簡単に読み流してしまいそうですが、それでは本質を
自身に取り込んだとはとても言えないこととなります。
この本を読む私達は上記のような主旨を汲み取りながら、十分に自分自身の
中において中村天風が述べていることの意義を咀嚼して実践へと移すべきでしょう。
1日1話の楽しみ
購入した日から愚直に1日1話ずつ読んでいる。
これまで多くの天風氏の本を読んできたことから、ある程度の天風哲学の基礎知識があるため、すんなり頭に入るが、初めて本書で天風氏と出会う人はやや難解ではないかと思う。
もっとも、1日1分程度の分量と、かなり少ないため、何度も読むことで真理を理解できるはずである。
毎日、僅かでも天風氏の言葉に接することによって快活に過ごすことが出来ると思う。お勧めです。
中村天風の持ち味が生きていない。
やっぱり中村天風さんの持ち味というのは、 『講談』風の語り口にあると思うんです。 「大きな話の流れの中」で、ハッとさせられ気が付くことも多いんです。この本のように一部だけ切り出してしまうと、 残念ながら、気持ちが乗っていかない。 せめて、各話の出典が各ページにあれば、 索引的な使い方(読書案内)も出来たのに、と思います。
難しい内容、金銀の考え方
書いてある内容は難しいが、 一つ一つのエピソードについて参考図書を紐解いていくと たいへん、身になります。 日本の成功哲学のなかで もっとも優れた人が中村天風です。 この人の考え方が 一日一話で読めるなんて なんて幸せなんだろう。
PHP研究所
ほんとうの心の力 運命を拓く―天風瞑想録 (講談社文庫) 成功へ導く言葉 (East Press Business) 心が強くなる言葉 (East Press Business) 中村天風 心を鍛える言葉 (PHP文庫)
|