坊っちゃん [DVD]
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ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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人気ランキング: | 95044 位
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小説の魅力そのままに
実写もアニメも含めて、「坊っちゃん」の映像化はいくつか見たけれど、その中で一番良かったと、私としては思う。何より、原作に忠実で、漱石作品の持ち味をストレートに表現しているところがいい。それでいて、坊っちゃんを慕う生徒を出すなど、オリジナリティーもうまく出している。笑える場面もあったし、原作と同じく、あとにさわやかな気持ちが残る作品である。
原作の最大の魅力といえば、個性的なキャラクター設定だと思うが、このデザインのほうもイメージどおりだった。モンキー・パンチ氏デザインの、ちょっとワイルドでコミカルなキャラクターと、どこか竹久夢二の世界を思わせるような優しくきれいな絵が、驚くほどピッタリで、時代の雰囲気がうまく表現されていた。下手をすると悪役になりかねないマドンナも、しゃべらないことで、不思議な魅力が出ていたと思う。
坊っちゃんと山嵐が赤シャツをやっつけるシーンも、原作は原作で面白いのだが、それをそのまま映像にするとドギツクなってしまうということなのだろう。このアニメでは決してやりすぎず、笑える感じにしたのがよかったと思う。
坊っちゃん役の西城秀樹さんは、アニメ声優初挑戦ということで、慣れない部分も感じられたが、声質とキャラクターは役にピッタリだったし、その熱演ぶりがいい。その彼を、脇のベテラン声優陣がうまく支えていた。
小説離れしている小中学生なども、こういうアニメを見るところから始めれば、面白さがわかるかもしれない(そういう意味では“教材”としてもおすすめ)。子供から大人まで楽しんでほしいと思う。
パイオニアLDC
鈍感力
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