知識欲の本性
我々はなぜ本を読み、知識を求めるのか? 他人よりも広く深く知っているということを誇りたいからである。知識や 文化とはそういう欲望から成り立っている。だから一行知識こそは「広い」 知識の獲得にうってつけ。しかもそれが常識の盲点をつく唐沢俊一の手に なれば、「深い」ことは請け合いである。知識とは一行のものをあれこれゴタクを並べて競い合うものだ。もっともっと逆襲蹂躙して欲しいものだ。
役に立たなくても知りたい知識
ひとの知識の自慢話はうんざりする。 でも、自分が話すとなると、これが楽しい。 そんなことを思い出しながら本書を読んだ。 本書は雑学に関するエッセイ集となっている。 そして、古い漫画雑誌の付録のようにページ隅に一行知識が載っている。 一行知識も楽しいが、エッセイも秀逸だ。 (いきなり一行知識)また、唐沢俊一は、深夜番組「トリビアの泉」の製作に関わっていた。
大和書房
トンデモ一行知識の世界 (ちくま文庫) 笑う雑学 (広済堂文庫) 唐沢先生の雑学授業 (二見文庫) 裏モノの神様 (幻冬舎文庫) ダメな人のための名言集 (幻冬舎文庫)
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