人間コク宝
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商品カテゴリ: | アート,建築,デザイン
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セールスランク: | 103318 位
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参考価格: | ¥ 1,600 (消費税込)
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「60歳になってもロックンロールだなんてブツブツ言いながら死ねればいい。」
今やタレントインタビューでは、右に出る者がいない座談の名手、吉田豪氏がアンダーグラウンドな活躍する異色の著名人・芸能人18人との対談をまとめたインタビュー本である。
岸部四郎氏(タレント)の自己破産になった経緯の話、 カルーセル麻紀氏(女優)の性転換手術やドラッグでの逮捕の内幕、 三浦和義のロス疑惑報道の裏側、 田代まさし(元タレント)のミニスカ盗撮事件の真相、 ジョニ―大倉氏(ミュージシャン)のキャロル時代やホテル転落事件の秘話など、当時、世間を騒がせた事件の裏側にも焦点を当て、興味深い内容となっている。
個人的には、ジョー山中氏(ミュージシャン)の名曲『『人間の証明』の挿話や『劇場版あしたのジョー2』の主題歌や声優(カーロス・リベラの声)体験、原作者・梶原一騎先生との交流の挿話に興味を惹かれました。
また、怪演俳優・中山一也氏(映画『IZO』に主演)の挿話で、三船敏郎氏主演ドラマのオーディションで放送禁止用語を叫んだ話や、映画『影武者』のオーディションに書類選考で落とされた後に二次面接に乱入して世界の巨匠・黒澤明監督の机をバーンッと引っ叩いて、「あんた糞ったれだよ!」と一喝した話、他にも『北の国から』の脚本家・倉本聰氏宅の前での割腹自殺騒動、銀座松竹の正面玄関に車で突入するなど、数々の桁外れな挿話に大爆笑しました。
そうした異色タレントぞろいのなかで最後のトリを飾ったのが、永遠のロッキンローラー・内田裕也氏(俳優/ミュージシャン)であった。著書『俺はロッキンローラー』(1976年、講談社)の数々の裕也語録が面白かった。
次回もできれば、萩原健一、小沢仁志、八名信夫、志賀勝、宇梶剛士(以上俳優)、三池崇史、室賀厚(以上映画監督)、野田義治(元イエローキャブ社長)といったラインナップで是非、第二弾もやってほしい。
買いです。
誰が、なにをどう喋っている以前のせつなさが本書にはあります。自分らしく生きているだけで犯罪者や嫌われ者になってしまうような、ある種の業を担っている人がこの世にはいるのだなぁという無常観を強く感じてしまいました。吉田豪の本は、どれもそういった読みごたえがあります。お勧めです。
極上のインタビュー集
何も知らない人が、このインタビュー集の人選を
見たらどう思うのだろうか?
一見、共通点はなさそうであるが、二種類に絞れると思う。
ひとつは、世間のイメージと本人が乖離しすぎている人たち
もうひとつは、イメージどおりだがその、人生における
”コク”の埋蔵量が濃い+凄すぎて、
「芋ほりに行ったらウラン出てきちゃったよ」
ぐらいの人たち。
そんな人たちの人生がつまらないわけがなく、
インタビュワーの吉田氏の
「相手を徹底的に調べ上げ、嫌がりそうな
質問も、上手にぶつけていく」
っていう、極上の手法とあいまって、
豪快に且つ繊細に、我々の元へ届いてくるのである。
幸せだなー。僕は。
”世間のイメージと本人が乖離しすぎている人”
の最右翼である、ムツさんインタビューの再録が
なかったのが少し残念であるが、
それを補って余りある、
極上のインタビュー集である。
プロのインタビュアー
大槻ケンヂ氏も影響を受けたと公言する圧倒的に独特の文体。エロ本、週刊誌、プロレス雑誌、音楽雑誌など様々な、しかも読者層が重ならないようなところでも読めば「吉田豪の書いたものだ」とすぐ分わかる、そしてそのどれもが面白いという不思議なものです。 そして対象へのスタンス。褒めてるのか貶してるのかわからない、敵なのか味方なのかわからない、あくまで傍観者な立ち位置。 そして注釈。取材対象が「自分より知っている」と言ってしまう過剰な知識。 定価で売っているうちに買いましょう。後悔はしません。
身体が裏返るようなエクスタシー
インタビューや対談、語りおろしの類を読みたがらない人は多い。 体裁を取り繕うことが比較的たやすい分、やらずぼったくり(もしくは、やりっぱなしの居直り強盗的)なインタビューが横溢しているのだから、読み手としては賢明な判断かもしれない。 しかし本書が、毒にも薬にもならないそれらのインタビューとは一線を画した、イルでラグジュアリーな傑作であることは、どこでもいい、好きなページを拾い読めばすぐにアンダースタンドするはず。 吉田豪だから掘り起こせた事実、インタビューだからこそ共有できる場の緊張感と、取材対象者の醸す、得も言われぬバイブス。業の深さゆえ正当に評価されず、顧みられることのなかった生の類型が、これでもかと収められている。 無駄の大海を泳ぎ切ってきた著者の手になる文章には、見事なまでに無駄がない。あるのはお宝だけだから、本書に身を委ねれば数え切れないアクメが保証される。 卒業なき生涯学習にうってつけの1冊だ。
コアマガジン
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